様子見ムード継続の日本株市場、下値頑強な3銘柄に注目
昨年はパウエル議長の発言で大荒れとなった株式市場。今年もその警戒感から8月25日の日本株相場は急落した(写真:ブルームバーグ)
8月25日の東京株式市場は、ジャクソンホール会議でのジェローム・パウエルFRB(アメリカ連邦準備制度理事会)議長の講演内容に対する警戒感から売りが先行する展開となり、日経平均株価への寄与度の高い半導体関連の値ガサ株が売られた。日経平均の終値は前日比662円安の3万1624円と、5日ぶりに大幅反落した。 来週(8月28日~9月1日)は、ジャクソンホール会議という一大イベントを通過したことで落ち着きを取り戻す可能性がある。ただ、週末9月1日には8月のアメリカ雇用統計発表が控えていることから、買い手控え姿勢が強まりそうだ。 来週の日経平均の想定レンジは3万1200~3万2200円とする。
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冨田 康夫