オリックス・太田椋、『オリメン』ランク外でも勝利に貢献 お立ち台で「来年は投票、よろしくお願いします」
◇21日 オリックス2―0西武(京セラドーム大阪) 「オリメン投票」ランク外の若者がチームを勝利に導いた。オリックスの太田椋内野手(23)だ。この日最速158キロを計測した西武の先発・今井から先制打。1回1死三塁で外角直球を捉え、一塁線を抜けていく適時二塁打を放った。 「内野も前へ来ていたので、前へ飛ばせば何とかなると楽な気持ちで打席に立っていました。今は、すべてプラスに考えてやっています。三振しちゃダメだとか思わずに。きょうは前へ飛ばそうと、それだけでした」 5月中旬に再昇格してからほとんどの試合でスタメン起用され、交流戦では主に3番を任されて打率3割9厘、1本塁打、13打点と貢献。リーグ戦再開でも3番に座り、その役割を果たした。 天理高(奈良)からドラフト1位で入団して6年目。これまでけがが多く、過去最多出場は2021年の53試合。それが今季はここまで41試合と出場機会が増えてきた。「あまり想像していないぐらい(試合に)出ているので、これからどうなるか不安は大きいですが、継続できるようにやっていきたい」と意気込む。 この日から「Bs オリ姫デー2024」のイベントがスタートした。今年のコンセプトは「ミュージシャン」。オリ姫による推しメン投票企画「オリメン投票」でトップは山崎。太田はベストテンからもれていた。「何位だったのか知らないし、聞いてません」と苦笑。気にしてはいない様子だが、お立ち台では「来年はオリメン投票、よろしくお願いします」と女性ファンに笑顔で訴えた。
中日スポーツ