DeNAドラ1の度会隆輝にヒケ取らない? 巨人の即戦力外野手が「新人王の有力候補」に
個性的な打法でブレーク
チーム内の熾烈な争いを制し、レギュラー定着を目指す佐々木は新人合同自主トレの打撃練習で、がに股のスタンスから鋭い打球を放っていたことが話題になった。この個性的なフォームで活躍した選手が過去にいたのを覚えているだろうか。中日、横浜(現DeNA)、西武でプレーした種田仁だ。入団時はオーソドックスな打撃フォームだったが、プロ11年目の00年に両足を大きく開いて腰を落とす「がに股打法」にガラッと変えた。この打法でミート能力が格段に上がり、トレード移籍した横浜でレギュラー格として活躍。05年に145試合に出場し、打率.310、9本塁打、61打点と自己最高の成績を残した。この打撃フォームは強烈なインパクトを与え、多くのファンがモノマネしていた。 プロ野球の歴史を紐解くと、「一本足打法」の王貞治(現ソフトバンク球団会長)、「振り子打法」のイチロー(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)を筆頭に、八重樫幸雄、和田一浩、小笠原道大、中村紀洋、タフィ・ローズなど個性的なフォームで活躍した強打者たちがいる。佐々木も「がに股打法」で好成績を残せるか。プロの舞台での活躍が楽しみだ。 写真=BBM
週刊ベースボール