クジラ水揚げ、最多25頭 24年の北海道・根室港 前年の2倍ペース
【根室】再開6年目を迎えた日本の商業捕鯨で、根室港へのクジラの水揚げが増えている。1日の初水揚げから11日までに揚がったミンククジラは25頭に達し、根室港の最多記録だった昨年の14頭を更新した。いずれも根室半島北側のオホーツク海で漁獲したもので、オホーツク海のミンククジラ捕獲枠の33頭に4月中に達する勢いだ。 商業捕鯨が再開された後の根室港への水揚げは2022年の5頭から始まり、23年は14頭だった。今年は宮城県、千葉県、和歌山県の計4隻が操業。1日の初水揚げで昨年より1頭多い4頭が揚がり、その後も6日まで6日間連続で水揚げがあるなど、商業捕鯨再開後の最多記録をすでに更新し、昨年の2倍に達するペースだ。