福島県の東邦銀、エフレイと協定 民間企業で初 研究の産業化、人材育成で協力
福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の世界水準の研究の推進と研究成果の社会実装・産業化に向けて、東邦銀行は取り引き企業とエフレイとのマッチング、新規起業の支援などを行う。研究者の人材確保や育成も後押しする。25日、エフレイと東邦銀行が包括連携協力協定を結んだ。エフレイと民間企業の協定締結は初めて。 協定締結式は福島市の東邦銀行本店で行われ、エフレイの山崎光悦理事長と東邦銀行の佐藤稔頭取が協定書を交わした。山崎理事長は「エフレイは福島をはじめ、東北復興に向けた夢や希望を切り開く施設。今回の協定締結を生かし、地域に貢献していく」と語った。佐藤頭取は「東邦銀行は県内の多くの企業と接点があるのが強み。エフレイの研究を生かす新たな産業化のサポートや創業のお手伝いに力を注いでいく」と述べた。 エフレイが連携協定を結ぶのは今回で8例目。