【春高バレー】島根女子代表の安来が53年ぶりベスト8進出!準々決勝で4強かけIH王者の金蘭会と熱戦
山陰中央テレビ
春の高校バレー全国大会で島根女子代表の安来は、7日に3回戦に登場し、粘りの大逆転勝利!53年ぶりとなるベスト8に進出しました。そしてベスト4進出をかけた準々決勝では、インターハイ女王の大阪代表・金蘭会に挑みました。 6日の2回戦を突破し、島根県勢として30年ぶりの3回戦進出を果たした安来。7日はベスト8をかけ、埼玉代表の狭山ヶ丘と対戦しました。第1セットは、全国初出場ながら快進撃を続ける相手の勢いに押され奪われました。続く第2セットも中盤に一時6点差と離されますが、キャプテンの錦織が奮起します。錦織の得点で終盤に逆転すると、このままこのセットを取り返しました。試合は、運命の最終第3セットへ。 チームを勢いづけたのは、3年生リベロの西村でした。 安来・西村美幸選手(リベロ): ブロックからレシーブするということが自分達のバレーボールなので、フォローに入るから思いっきり行けということを後ろから伝えました。 実況: チームを救うリベロ西村美幸。正に守護神! その西村の思いに全員が応えます! 実況: ここでクイック!速さの高木! 徐々にリードを広げると、最後はキャプテンにボールを集めます。 安来・錦織夏実主将: 自分に集まるということは分かっていたので、しっかりもう決めきるしかないという気持ちで打ち切って、その気持ちがプレーにも出て決めきることが出来たと思います。 そして迎えたマッチポイント。 実況: この一本がコートに落ちた! 安来としては全国ベスト4に入った1972年以来53年ぶり、島根県勢としては40年ぶりのベスト8進出を果たしました。 そして激戦からわずか1時間半後…ダブルヘッダーで行われた準々決勝の相手は、夏のインターハイ女王・大阪の金蘭会。スターティングメンバーの平均身長は10センチ以上の差、序盤から高さのある相手に苦しめられリードを許します。前の試合で見せた粘り強いバレーを発揮することができず、大差で第1セットを落とします。 続く第2セットでは、徐々に持ち味を発揮します。しかし相手の高さに屈し、セットカウント0対2のストレートで敗れ準決勝進出はなりませんでした。それでも半世紀ぶりとなるベスト8進出の快挙。全国の舞台で歴史に残る名勝負を演じました。
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