写真：INTERNET Watch

　12の展示会からなるイベント「第33回 Japan IT Week 春」が、4月24日～26日に東京ビッグサイトで開催されている。 【画像】ソコワクの展示 　展示会のうち「第21回 情報セキュリティEXPO 【春】」に出展したVAIO株式会社のブースでは、法人向けPCや、リモートアクセスサービス「ソコワク」を展示していた。 ■ モバイル回線由来の暗号化と認証技術でVPN接続する「ソコワク」 　「ソコワク」は、法人向けVPNサービスの一種。PCに専用ソフトをインストールしておくと、Wi-Fiなどネットワークに接続したときに、同時に自動でVPN接続も行われるようになっている。 　モバイル回線と同じ技術を使った「LTE over IP」方式（株式会社closipが開発）による認証と暗号化の技術を採用。個体認証により、IDやパスワードの入力なしで安全に通信できる。証明書の期限もなく、管理負担も少ないという。 　ソコワクと企業の間は、通信事業者のIP-VPNサービスで接続する。さらに、プライベートクラウドストレージやDNSセキュリティなどのサービスも、VAIOが代理店として組み合わせて販売している。 ■ リモート消去などリモートワーク関連技術も展示 　リモートワーク関連では、PCの紛失・盗難時にPCをロックやデータ消去する「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」についても展示していた。MDM（モバイルデバイス管理）ではなく、単体で利用できるもの。通常のインターネット経由のロック／消去のほか、SIM内蔵PCであればインターネットにつながらなくてもモバイル回線の「SMS Push命令」でのロック／消去や、PCを開いて一定時間ネットワークにつながらないとロック／消去を実行する機能などを備える。 　「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」はワンビ株式会社とVAIOの共同開発。VAIO固有の機能として、VAIOの機能を使って高速確実にデータ消去を実行する「フルワイプ」機能や、上記の「SMS Push命令」対応を実現している。 　そのほかリモートワーク関連で、人感センサーと生体認証を組み合わせたVAIO User Sensing機能や、AIノイズキャンセリング機能、Web会議向けのカメラ機能などが展示されていた。