『南くんが恋人!?』出演の「武田真治」 フェミ男でブレークも暗黒期に…どん底からはい上がれたワケ
7月16日から放送される飯沼愛主演ドラマ「南くんが恋人!?」(テレビ朝日系)に俳優の武田真治(51)が出演することが発表され、話題となっている。本作は過去に何度もドラマ化された内田春菊氏の漫画「南くんの恋人」の男女逆転版で、武田は小さくなってしまった恋人の南くんと暮らす主人公・ちよみの父親役を演じる。 【写真】「フェミ男」だった頃の武田真治はこちら 実は武田は1994年に放送された同名ドラマで、高橋由美子演じる小さくなってしまった「ちよみ」の世話をする心優しい南くんを演じている。今回のドラマ化に際して、SNSでは「初代南くんの武田真治さん父親役なの胸熱過ぎ」など、30年の時をへて父親役で出演することを感慨深く思うファンもいるようだ。 1989年、高校在学中に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のグランプリを受賞し、翌年俳優デビューした武田。その後、中性的な雰囲気から“フェミ男”と言われ、90年代に一気にブレーク。「南くんの恋人」の他、「NIGHT HEAD」(フジテレビ系、92年放送)、「若者のすべて」(同、94年放送)など、俳優として数々の話題作に出演し、96年から「めちゃ×2イケてるッ!」(同)でレギュラーを務めるなど、バラエティー番組にも数多く出演した。さらに、サックス奏者としてアルバムをリリースするなど、90年代はドラマやバラエティー、音楽とマルチに活躍していた。
■うつ状態になり実家に「引きこもり」 近年では2018年に放送された「みんなで筋肉体操」(NHK Eテレ)で見せた肉体美が注目を集めたことから、筋肉キャラという印象がある人も多いだろう。私生活では20年に22歳年下の女性と結婚。昨年50歳でパパとなったことでも話題になるなど、公私ともに順調のようだ。 「現在の活躍ぶりを見ると順風満帆そうにも思えますが、実は90年代のブレーク以降、決して平坦ではない道のりを歩んでいます。20年に放送された『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で過去にうつ状態に陥った経験を告白していました。『めちゃイケ』で次第に存在感が発揮できなくなり、さらに顎(がく)関節症になって得意のサックスの演奏ができなくなってしまい、これがキッカケで自信を失いうつ状態になったそうです。その後、芸能界引退を申し出たそうなんですが、怪しい集団セラピーで高額を請求され、事務所に借金をつくって辞められなくなったとか。そこで武田は、わざと“干される”ような行動を現場で取り始めたが、異変を感じ取った事務所は『めちゃイケ』以外の仕事を全てキャンセル。武田は実家に引きこもり、そこから同番組の撮影に通うこともあったと語っています」(テレビ情報誌の編集者) しかし、落ち込んでいた時期に歌手の忌野清志郎さんにサックスの腕前を評価されてレコーディングやライブにも誘われるようになり、引きこもりから抜け出すことができたという。