【C大阪】大分に移籍、清武弘嗣のお別れセレモニーは23日本拠地で実施へ 清武、クラブ、サポの思い
セレッソ大阪の元日本代表MF清武弘嗣(35)の契約満了による今季限りでの退団と、J2大分トリニータへの16年ぶり復帰が正式に発表された。 C大阪の退団を受け、清武は23日午後6時から大阪市の本拠地ヨドコウ桜スタジアムで、C大阪サポーターとのお別れセレモニーを行う。シーズンオフ真っ最中の12月下旬に、退団選手のセレモニーを実施するのは異例だ。 クラブによると、本人の強い意向と、計10年も在籍した清武へのクラブの思いが合致し、実現に至ったという。 当初は今月中旬に行う案もあったが、清武の体調不良や、日程の調整がつかずに一時は流れた。それでもクリスマスイブの前日、こうしてサポーターとの貴重な接点の場が設けられた。 今月上旬、清武の大分への復帰が分かると、SNSではC大阪サポーターから「お別れのあいさつをする場を設けてほしい」といった投稿が目立った。 今夏、サガン鳥栖に期限付き移籍していた際も、突然の発表だったため、C大阪サポーターへは何の対応もできていなかった。 清武はクラブを通して「12月23日に感謝の気持ちを直接伝えたいので、お時間のある方はぜひ、ヨドコウ桜スタジアムで待っています。では、みなさん本当にありがとうございました。そして、さようなら」とコメントしている。 クラブのレジェンドとして駆け抜けてきた清武と、10年もの長い時間を支えてきたサポーターは、ひとまず最後となる23日を心待ちにしている。 ◆清武弘嗣(きよたけ・ひろし)1989年(平元)11月12日、大分市生まれ。大分の下部組織から08年にトップ昇格を果たし、10年C大阪へ完全移籍。12年7月にニュルンベルク、14年7月ハノーバー、16年6月セビリアへの移籍を経て、17年2月にC大阪復帰。12年ロンドン五輪、14年W杯ブラジル大会日本代表で、国際Aマッチ通算43試合5得点。J1通算269試合41得点。172センチ、66キロ。