あまりにケガ多すぎ…。現役の「ガラスの天才」(10)26歳で3度も靭帯断裂…。不運が続く超巨人FW
サッカー選手は常に怪我と隣り合わせだ。1つの怪我でキャリアを棒に振ってしまう選手もいれば、何度も大怪我を負いながらもその逆境を乗り越えて長く活躍する選手もいる。今回は世界最高級の才能がありながらも、怪我に苦しむキャリアを歩んでいる現役の”ガラスの天才”を紹介する。
サーシャ・カライジッチ(フランクフルト/オーストリア代表) 生年月日:1997年7月7日 今季リーグ戦成績:5試合0得点1アシスト 直近の2シーズンで最も悲劇に見舞われているのは、ウォルバーハンプトン(以下ウルブス)からのローン移籍で加入したフランクフルトでプレーしているサーシャ・カライジッチだろう。 シュツットガルトでプレーしていた2020/21シーズンにブンデスリーガで16ゴールを決めてブレイクした身長2mの大型FWは、2022年夏にウルブスに引き抜かれた。ところがプレミアリーグデビュー戦で膝の前十字靭帯を断裂。約1年間のリハビリを経て今季復帰を果たしている。 しかし、その間に2度の監督交代があったこともあってチームの構想から外れてしまい、今冬からはフランクフルトへとローン移籍していた。ようやくスタメンで試合に出られる場所を見つけられたと思われたが、デビューから5試合目で再び膝の前十字靭帯を断裂。これが26歳にして3度目のACL断裂となってしまった。 他にも彼のキャリアを振り返るとアドミラ時代には中足骨を骨折しており、シュツットガルトでは1度目の膝の前十字靭帯断裂だけでなく、肩の脱臼と靱帯の損傷が同時に発生する大怪我を負っている。これだけの大怪我を経験していなければ、カライジッチのキャリアはもっと充実したものになっていたかもしれない。
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