近江が19年ぶり8強 聖光学院降し、補欠校最高成績タイ センバツ
第94回選抜高校野球大会は第7日の25日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、新型コロナウイルスの感染者が出た京都国際の参加辞退により近畿地区補欠1位校から繰り上げ出場した近江(滋賀)が聖光学院(福島)を7-2で破り、準々決勝に進んだ。2021年夏の甲子園4強の近江は、センバツでは第75回大会(03年)以来、19年ぶりの8強入りを果たした。 【近江vs聖光学院 熱戦を写真で】 補欠校からセンバツに出場したチームでは、第64回大会(1992年)の育英(兵庫)など8強入りが最高成績で、近江はそれに並んだ。 近江は第9日(27日)第2試合の準々決勝で、木更津総合(千葉)と金光大阪の勝者と対戦する。 ◇近江、好機でたたみかける 近江が13安打を放ち、好機でたたみかけて快勝した。1点を追う二回、清谷の2点二塁打を含む4安打などで一挙5点を奪った。六、八回にも加点して突き放した。先発の右腕・山田は緩急を巧みに使って尻上がりに調子を上げ、被安打5の2失点で2試合連続完投。聖光学院は先行したものの、四回以降は得点できなかった。 ◇近江・多賀章仁監督 先発の山田は気負い過ぎて立ち上がりが不安定だったが、(二回の)3者凡退でリズムに乗った。やはり修正力がある。打順を初戦から組み替え、左右のジグザグ打線にしたことでつながりが出た。 ◇聖光学院・斎藤智也監督 (相手の)山田投手の浮いた変化球を狙って行けと指示していたが、捉えきれなかったのが敗因。5失点した二回の佐山は丁寧過ぎた。もう少しストライクゾーンで抑える大胆さも必要だった。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。