<春に駆ける’22センバツ>只見と聖光、後援会を発足 募金呼びかけ /福島
◇只見「思う存分、暴れてほしい」 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する只見と聖光学院が、それぞれ後援会を設立した。 初出場となる只見では、1日に総会が開かれ、学校や町、同窓会の関係者ら約20人が出席し、名誉会長に渡部勇夫町長が就任した。長谷川清之監督(55)は「コーチ時代を含めて23年。まさかこんな時代が来るなんて想像もしていなかった。コロナに負けずにチャンスをものにし、全国に堂々と胸を張って只見らしい野球をやっていきたい」と決意表明した。 会では、選手の遠征費などに使うため、2000万円を目標に募金への協力を呼びかけることを決め、学校ホームページにも案内を掲載した。町もふるさと納税を活用した寄付を募る準備を進める。 後援会長兼同窓会長の目黒敏男さん(72)は総会後、「選手たちは思う存分、甲子園に行って暴れてほしい」と話した。 問い合わせは、只見後援会事務局(0241・82・2148)。【三浦研吾】 ◇聖光「選手、経済面から支える」 一方、4年ぶり6回目の出場となる聖光学院でも1日、同窓会や保護者らでつくる後援会の発足式があった。 会長には同窓会長の浅倉俊一さん(72)、副会長には野球部OB会長の大内賢一さんらが就任。選手や応援団の派遣費用など4000万円を目標に募金活動をすることが決まった。浅倉会長は「選手たちがのびのびとプレーできるよう、経済面から支えることが後援会最大の役割。甲子園での活躍を楽しみに我々も全力を尽くす」とあいさつした。 斎藤智也監督(58)は「長年、野球部を支え、応援してくださっている方々のためにも、実りある大会にしたい」と決意を新たにした。 問い合わせは、聖光学院後援会事務局(024・583・3325)。【玉城達郎】