イッツフォーリーズの新人たちがストレートプレイに挑戦、上演台本・演出は板垣恭一
イッツフォーリーズの新人公演「Crimes of the heart -クライムス・オブ・ザハート-」が、4月6・7日に東京・浅草九劇で上演される。 【写真】京極夏彦からの「千客萬来」色紙を手に笑顔を浮かべる小西遼生と板垣恭一。 ミュージカルカンパニー・イッツフォーリーズでは例年、1年間の活動の集大成として新人公演を行ってきた。今回は板垣恭一が上演台本・演出を手がけ、昨年イッツフォーリーズに加わったメンバーが、ベス・ヘンリー原作のストレートプレイに挑む。作曲・演奏を務めるのは国広和毅。 作中では1974年を舞台に、それぞれ人生の問題を抱えた3人姉妹の物語が展開。年老いた祖父の面倒を1人で見る、異性に対して奥手の長女レニー、故郷を捨ててロサンゼルスで歌手を目指したものの、挫折寸前の次女メグ、町の有力者と結婚したものの、家庭の悩みを抱える三女ベイブ。ある日、三女ベイブが夫を銃で撃って逮捕され、姉妹は久しぶりに実家に集まることになり……。 過去にイッツフォーリーズの「魍魎の匣」「聲の形」といったミュージカルを手がけてきた板垣は「とにかく僕はこの戯曲が好きで、今回はそういう僕のことをよく知るプロデューサーからやりましょうと誘われたのでした。イッツフォーリーズという劇団の魅力は、歌う踊るの基礎能力が高いことと、人柄の良い方が多いことでしょうか。今回は新人公演。がっつりのストレートプレイにどれだけ食らいついて来てもらえるか楽しみです」とコメントしている。チケットの前売は明日2月28日11:00にスタート。 ■ 板垣恭一コメント 「Crimes Of The Heart」を直訳すると「心の犯罪」です。三姉妹の物語で、それぞれが心の奥に秘めた罪の意識に、ときに翻弄されときに立ち向かうみたいなお話です。とにかく僕はこの戯曲が好きで、今回はそういう僕のことをよく知るプロデューサーからやりましょうと誘われたのでした。イッツフォーリーズという劇団の魅力は、歌う踊るの基礎能力が高いことと、人柄の良い方が多いことでしょうか。今回は新人公演。がっつりのストレートプレイにどれだけ食らいついて来てもらえるか楽しみです。カーテンコールにはもちろん歌もありますのでそちらもご期待ください。 ■ イッツフォーリーズ新人公演「Crimes of the heart -クライムス・オブ・ザハート-」 2024年4月6日(土)・7日(日) 東京都 浅草九劇 原作:ベス・ヘンリー 上演台本・演出:板垣恭一 作曲・演奏:国広和毅 出演:今泉愛香、塩嶋一希、志賀遼馬、鈴木美里、宮村大輔 / 緋宮寿