【管理職に抜擢されるも鬱になってしまう社員】膨大な仕事量&職場の人間関係などで疲弊する日々【著者に聞いた】
河野りぬ(@job_rinu)さんはSNSやブログを中心に仕事や子育てなどのエッセイ漫画を公開している。ブログで連載中の「管理職になったら鬱になった(1)~(6)」は、主人公が移動先の部署で管理職に抜擢されるも、仕事や人間関係などで鬱になってしまう話である。今回は本作を紹介するとともに、著者に本作が誕生したきっかけについても伺った。 【漫画を読む】管理職になるも残業する日々が続き…!? これは新婚当初、クリエイター志望の私がキャリアに挫折し、鬱を経験しながら這い上がっていくまでのストーリーである。当時、とあるウェブ会社で営業補佐として働いていた河野りぬさん。ある日上司から呼び出されて、クリエイティブチームへ部署異動しないかと相談をされる。 河野さんはもともとクリエイター志望だったが、新卒のときに就活がうまくいかず、職種を変えて妥協。今でもクリエイティブな仕事に携わりたいと思っていたので、その場で「やります!」と即答。 けれど、これまで移動先のディレクターのポストに就いた人は次々に辞めてしまい、今回もこのポストに就きたい人が見つからず、経験やスキルの乏しい河野さんに話が来たという訳だ。 移動してから半年後、河野さんは徹夜で残業する日々。夫とは1カ月もまともに顔を合わせていない。そして、このころから頭の中で自分を罵倒するような声が聞こえ始め、メンタル的な不調が見え始めるのであった…。 ――本作が誕生した経緯についてお聞かせください。また、本作は実話でしょうか? 本作ではフェイクを入れている部分もあるので、事実と異なる部分がありますが大筋実話です!自分が今までで一番参った出来事で、今も苦しんでいる方が多くいらっしゃると思うので形にしてみたいと思い、描き始めました。 能力以上のポストに就いて苦戦する河野さんは、このあと部署内の人間関係でも苦労をすることになる…。IT企業でありがちなストーリーに同業者なら共感する点が多いだろう。そのほか、河野りぬさんは障害のある息子のエッセイ漫画も描いているので、気になる人はぜひ読んでみて! 取材協力:河野りぬ(@job_rinu)