Bコミ氏推奨、「日経平均3万円超え時代」の2大投資戦略
6月5日には日経平均株価が3万2000円台を回復。この流れに乗れた人にも、そうでない人にも、参考にしてもらいたい2つの投資手法とは?(写真:ブルームバーグ)
5月の日経平均株価は前月末比で7.04%の上昇となった。日本株相場は前月からの流れを引き継ぎ、月初から底堅い展開が続いた。アメリカのように債務上限問題や地銀の経営不安といった目先の悪材料が少ないため、海外投資家を中心に日本株に着目し、買いが集まった。 経済産業省が7月23日から先端半導体の製造装置など23品目を輸出管理の規制対象に加えるとの報道があったが、関連企業の業績や株価にはすでに織り込まれていたこと、諸外国の半導体関連企業が日本への追加投資を検討していることなどから、株価を下押しする材料にはならなかった。 半導体株が相場を牽引する形で、月半ばには日経平均が1年8カ月ぶりに3万円を突破し、月末まで上昇。高値圏で取引を終えた。 セクター別騰落率の上位は電気機器、精密機器、保険、機械、電気・ガスであった。電気機器と精密機器は、アメリカのエヌビディア( NVDA )を中心にAI(人工知能)関連の需要が高まるという期待や、為替の円安進行を受けて、株価が上昇。保険は保有銘柄の株高、電気・ガスは原燃料費の低下や販売料金の上昇を受けて、それぞれ値上がりした。 一方、下落セクターは海運、非鉄金属、繊維製品、石油・石炭製品、ガラス・土石製品だった。海運、非鉄金属、石油・石炭製品などは、市況の下落を受けて売られる展開が続いた。
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坂本 慎太郎