中畑清氏 ポスティングシステムの見直し提案「約束事を疑う雰囲気ある。そういう空気をなくすためにも…」
元DeNA監督で巨人OB会長の中畑清氏(70)が24日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)について言及した。 中畑氏は「ポスティングシステムそのものを考えなきゃいけない時代に入ってきている感じがします」と指摘。「球団の承認があればOKなんですけど、それってどうなのってところがある。前もって約束事にそういうのがあるのかなということを疑う雰囲気がある。そういう空気をなくすためにも、できれば25歳まではポスティングシステムじゃなくて自由に行けますよっていう日本だけのルールを新しく作るべきじゃないかな。その方が明確に行ってこいよって背中を押せると思う。いちいち選手が球団と交渉した中でポスティングシステムの権利を取るのは私はまどろっこしいし、お金の問題も関わってきてメジャーがつくり上げたシステムなんだけど、日本流の世界を作ってほしいというのが私の中の期待」と私案を披露した。 同じく番組に出演した落合博満氏は「本人がいくら行きたいって言っても球団がノーと言えば行けないシステムなんでね。あくまでも球団の返事ひとつなんですよ。12球団が全部ポスティングシステムを認めているわけじゃないんでね。球団がどう考えるかってことで、今回の佐々木の場合はロッテが行ってもいいですよっていう後押しをしてくれたから行けるんであって、それがなかったら行けないわけですから。佐々木は球団が行くってことをOKしたんだから、アメリカで頑張ってきてもらいたいと思います」とエールを送った。 マイナー契約しか結べない「25歳ルール」があることにも落合氏は「マイナー契約だろうがなんだろうが、彼はアメリカで野球をやりたいってことが大前提なので、それは一切関係ないと思います」と話した。