高齢者のヒートショックを防ぐためのグループホームの対策は?(福島)
福島放送
福島市の介護施設では、入居者がスタッフの手を借りながらお風呂の時間を楽しんでいました。 施設がこの時期、特に気を付けているのが、浴室と脱衣所の温度の急激な変化によるヒートショックです。 暖かい場所から寒い場所へ移動した時などに起きやすく、心臓や血管に負荷がかかることで倒れてしまうことも。 この施設を取材した遠藤一彰記者によると、共有スペースや廊下と、脱衣所の中はほとんど温度差を感じず、それは入浴前に必ず暖房をつけているからだそう。 秋から冬にかけては、入浴時間の前に脱衣所の暖房を付けるほか、浴室の中も温かいシャワーを出し続けて室温が下がらないように管理しています。 施設では天気予報などを入念にチェックし、入浴以外でもヒートショックを起こさないよう、入居者の部屋や共有スペースの温度管理に気を付けているということです。 愛の家グループホーム福島渡利のホーム長、渡邉栄子さんは「スタッフ全員と共有しながら、安全に入ってもらえるように心掛けている」と話していました。