R・ジェームズの主将としての働きに不満? チェルシー指揮官「もっと期待している」
チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、イングランド代表DFリース・ジェームズのキャプテンシーに物足りなさを感じていることを明かした。25日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。 チェルシーでは昨シーズンから下部組織出身で現在24歳のR・ジェームズがキャプテンとなると、今夏から指揮を執るマレスカ監督の下でも引き続きキャプテンを務めている。しかし、度重なるケガによって今シーズンの出場機会はここまでわずか1試合にとどまるなど、キャプテンとしての役割は主にピッチ外でのものとなっている。 そんなR・ジェームズは物静かな選手として知られているが、マレスカ監督としては同選手にチームのキャプテンとしてさらなる働きを期待しているようだ。 「彼とは話をしたけど、控え室でのリーダーシップという点においてさらなるものを彼には期待している。彼は成長の途中にあり、順調に進んでいる。しかし、私はもっと期待している」 「たいていの場合、選手はキャプテンだから私がもっと貢献してくれることを期待していると考える。そうではない。私としてはキャプテンなんだから、もっと貢献しなければならないと思っている。他の選手よりも貢献しなければならない。時にはキャプテンだから、貢献しなくていい? そんなことはない」 「私はリースにそれを期待しているし、彼のチームメイトも彼にリーダーシップの面でもっと貢献して欲しいと思っている。彼は期待されていることを理解している。彼はここのアカデミー出身だ。それが彼がもっと個性を発揮しなければならない理由の一つだ」 「彼は控えめな選手だ。しかし、適切なリーダーがいない時はそのリーダーを育成する必要がある。私たちには適切なリーダーがいないと思うから、育てなければならない。リースはその道を歩んでいるけど、まだそこにはいない。彼は努力する必要がある」 また、マレスカ監督はR・ジェームズ以外にもキャプテンの資質がある選手として、現在主力として活躍している下部組織出身の21歳イングランド代表DFレヴィ・コルウィルや加入3年目の26歳スペイン代表DFマルク・ククレジャの名を挙げた。 「素晴らしい活躍を見せているのはレヴィだ。初めはリーダーではなかったけど、今ではいつも発言している選手の一人であることがわかる。マルク・ククレジャもリーダーの一人だけど、私たちはもっと多くの選手を必要としている」 「これは年齢とともに身につくものでもある。2、3年後には彼らのうちの何人かは上達するだろう。リーダーシップの側面が理解できるように私たちは彼らを助けていかなければならない」
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