アオサノリの「バラ干し」出荷始まる 「色と香りのいいものそろった」 福島県相馬市松川浦で収穫
福島県相馬市松川浦で収穫した今季のアオサノリ(ヒトエグサ)のうち、乾燥させた「バラ干し」の出荷が始まった。 初日は漁業者24人が収穫後に乾燥させたアオサノリ約3920キロを市内岩子の相馬双葉漁協の施設に持ち込んだ。検査員が品質ごとにランク分けした。地元の業者が仕入れ、流通させる。小分けにして販売するほか、つくだ煮などに加工される。 同漁協松川浦地区理事の久田要一さん(59)によると、機械の導入を進め、異物を除去する能力が高まっているという。「色と香りのいいものがそろった。今後、生産量を増やしていきたい」と満足そうに話した。 出荷作業は5月初旬まで続く。