センバツ21世紀枠 矢上が中国地区候補に /島根
日本高野連が11日、来春の第93回選抜高校野球大会の「21世紀枠」の各地区の候補校9校を発表し、中国地区からは県立矢上(邑南町、志波(しば)英樹校長)が選ばれた。矢上が出場すれば春夏通じて初の甲子園となる。21世紀枠(3校)を含む出場校は2021年1月29日の選考委員会で決定する。 矢上は秋の県大会で4強。中国大会は初戦で敗れたものの山口1位の桜ケ丘に善戦した。17年に就任した元プロ野球選手の山本翔監督の下、実力を高めている。さらにバス停やお年寄りの自宅の周辺の雪かき、子供向けの野球教室などに取り組み、過疎が進む地域を盛り上げている。 志波校長は「日ごろからお世話になっている町民と喜びを分かち合いたい。島根だけでなく中国5県の代表という立場を自覚して、練習や学校生活に精進してほしい」と語った。【小坂春乃】