世界遺産・薬師寺の「回廊」その全貌がほぼ明らかに “東西非対称”であることが判明…『薬師寺縁起』の記述が裏付けられる 奈良市
MBSニュース
奈良市の世界遺産・薬師寺で行われている発掘調査。回廊の全貌がほぼ明らかになり、東西非対称だったことが分かりました。 11月7日、報道陣に公開されたのは薬師寺発掘調査の現場です。 奈良文化財研究所などによりますと、今回の調査で回廊の北西の角にあたる部分で、柱を支える礎石があったとみられる穴などが確認され、創建当時の正確な規模が明らかになり、東西が約120m、南北が約110mの長さだったということです。 また、回廊の柱間は「東西非対称」であったこともわかり、11世紀に書かれた「薬師寺縁起」の記述が裏付けられました。 発掘調査は今後も続けられ、さらなる解明が期待されます。
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