主人公タシ役を演じ、本作のプロデューサーも務めたゼンデイヤ

ティモシー・シャラメ主演の傑作『君の名前で僕を呼んで』(18)などで知られるルカ・グァダニーノ監督作『チャレンジャーズ』(公開中)。このたびゼンデイヤらキャストやプロデューサーが、グァダニーノ監督を絶賛する特別映像「監督編」が解禁された。 【写真を見る】ゼンデイヤがかけるサングラスに2人のプレイヤーが！『チャレンジャーズ』の本ポスター 『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞ノミネートを果たし、“人喰い”の若者たちの恋を描いたヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞受賞作『ボーンズ アンド オール』(23)で賛否両論を巻き起こすなど、全世界から注目を集めるグァダニーノ監督。本作ではテニスの世界を舞台に、2人の男を同時に愛するテニス界の元スター選手と、彼女の虜になった2人の若きテニスプレイヤーによる10年以上にわたる衝撃的な愛の物語を描く。 解禁されたのは、『チャレンジャーズ』の主人公タシ役を演じ、本作のプロデューサーも務めたゼンデイヤをはじめとしたキャストやプロデューサーがグァダニーノ監督について語る映像だ。ゼンデイヤは「(本作は)人間関係と支配について描かれる。ルカ監督はこの映画がどういう作品になるか明確なビジョンがあった」と、初期段階での話し合いから、グァダニーノ監督には映画に対してのビジョンが見えていたと明かす。 米アカデミー賞にノミネートされた経験のあるプロデューサーのエイミー・パスカルは「まさに芸術家です。彼のような映画監督はほとんどいません」と絶賛。登場人物たちの性格について、正直で傷つきやすいと話すゼンデイヤは「ルカはそういうニュアンスを引き出す天才なの」と語り、全世界から注目を集めるルカ監督へ信頼を寄せ、撮影していたことを振り返った。 そんなグァダニーノ監督は本作について「(本作は)人生と愛のゲームです。ダイナミックで視覚的に印象的な映像体験のために誰もが多くの時間を費やしました」と熱く語っている。 早速、映画館に足を運んだ人たちから熱量の高いコメントが続出しており、観客を引き込むクライマックスシーンでの圧巻のカメラワークや、トレント・レズナー、アッティカス・ロスによる、こだわりの音楽について絶賛するコメント、そして、ゼンデイヤへの称賛の声などが相次いでいる。 今後もますますクチコミで広がっていきそうな『チャレンジャーズ』に引き続き注目していきたい。 文/山崎伸子