長江崚行らが“声で作り上げる”舞台「アオペラ」幕開け
舞台「アオペラ」が、昨日11月8日に東京・シアターHで開幕した。 “青春×アカペラ”をコンセプトにした「アオペラ -aoppella!?-」は、声優陣による本格的なアカペラ歌唱を楽しむことができる音楽原作プロジェクト。作中では、アカペラ大会の頂点・アオペラを目指す男子高校生たちの物語が描かれ、舞台版では、脚本・演出・歌詞を元吉庸泰、音楽を桑原まこ、アカペラ監修をとおるすが担当する。 【画像】舞台「アオペラ」より。(他18件) 鈴宮壱(長江崚行)は、都立音和高校に通う、のんびりとした性格の男子高校生。友人の丹波燐(手島章斗)、宗円寺雨夜(磯野亨)と観に行った野外ライブでアカペラに出会い、壱は「俺も歌いたい」という衝動に駆られる。一念発起した壱は、クラスメイトで生徒会書記の辻堂颯太(眞嶋秀斗)に相談し、アカペラ部創設に協力してもらうことになり……。 開幕に際し、長江は「あとはもう舞台上で楽しむだけかなと。観ていただいたら、オープニングだけでも声で創り上げる舞台ということを感じていただけると思います」とコメントした。 公演は11月17日まで行われ、ニコニコ生放送では17日11:30 / 16:30開演回の模様が配信される。メインキャストと元吉のコメントは以下の通り。 ■ 長江崚行コメント アカペラの歌唱稽古自体は今年の頭からやってきたんですが、舞台としてこんなに早く取り組むケースは珍しいと思います。それだけアカペラが本当に難しいということなのですが、天才的なスタッフが集まってこの作品を創り上げてくださったので、あとはもう舞台上で楽しむだけかなと。観ていただいたら、オープニングだけでも声で創り上げる舞台ということを感じていただけると思います。劇場でお待ちしております。 ■ 手島章斗コメント キャスト同士本当に仲が良く、この男子高校生さながらの空気感のままに、青春をお届けできたらと思っています。青春の最中にある方には共感してもらえたら嬉しいですし、大人の方には、懐かしさや、何かまた新しく始めたいというきっかけになったらいいなと。アカペラは声だけで感動を届けられるので、さらにその先にあるものを皆さんにお届けできたらと思います。 ■ 宮島優心コメント 長い時間をかけて苦しいことや楽しいことを越えてきて、リルハピやフェイムのメンバーたちもこんな風にいろんなことにぶつかってアカペラを楽しんでやってきたんだろうなと思っています。アカペラの楽しさを忘れないように、今日からの15公演やっていきたいなと。皆さんも同じ学校の生徒だという気持ちで、一体感の溢れる舞台にできたらと思いますのでよろしくお願いします。 ■ 畠山理温コメント 僕はコロナ禍で思い描く高校生活を送れなかったので、この作品を通して青春をさせてもらっています。リルハピやフェイムのメンバーが抱えている不安や楽しい気持ちを僕自身も生で体験し、心の底からアカペラが楽しい、皆のことが大好きだと言えます。今回初舞台でお芝居に歌といろんな壁にあたってきましたが、今は皆さんに早くお披露目したいという気持ちでいっぱいです。 ■ 磯野亨コメント これまで携わってきた作品のなかで一番といっても過言ではないくらい難しく、悩む瞬間がたくさんありました。そのたびにリルハピやフェイムの皆に支えてもらい、一個一個課題をクリアしながらやってきたんですが、だからこそ稽古が本当にあっという間でとても濃い期間を過ごさせていただきました。本当にアカペラって楽しいと感じていて、その姿をそのまま舞台上で皆さんにお見せできたらと思います。 ■ 佐奈宏紀コメント これまでアカペラを練習していくなかで、いろんな壁にあたって、乗り越えて、また新しい壁があって。ここまで前向きにやってこれたのは、「楽しい、歌が好き」というまっすぐな思いがあったからです。それがすごくこの作品にもリンクしているなと。リルハピやフェイムのメンバーが歌う時と同じ気持ちで、等身大のまっすぐな舞台になるのではないかと思います。ぜひその姿を見ていただけたら嬉しいです。 ■ 眞嶋秀斗コメント 全編にわたってアカペラで紡がれていく舞台なので、稽古中もオフの時間もずっと皆、練習しているんです。僕も高校時代アカペラをやっていたのですごくわかるのですが、ずっと音合わせをして息をあわせていて。僕は舞台オリジナルキャラクター・辻堂として、リルハピのメンバーに影響を受けながら夢に向かって進んでいくのですが、僕も毎日歌に元気をもらいながら舞台に立てています。とにかくこのアカペラを劇場で浴びていただきたいなと思っています。 ■ 元吉庸泰コメント ずっと声が響き合っています。それこそこの稽古のスタートから、劇場入りした今楽屋の前を通っても、ずっと。稽古中は、帰り道に俳優達が寄り添ってハモリを確認しながら歩く姿も。今作は、“声”で舞台を作る。「アオペラ」という声の原作の魅力を最大限に引き出せるよう、音楽的にもテクニカル的にも、キャストだけでなくスタッフにとっても挑戦の作劇となりました。 誰かが死ぬような作品ではありません。青い春をテーマに、その渦中にあった人も。通り過ぎた人も。そして当時その熱狂のど真ん中にはにいなかった人も、何かを感じていただける普遍的な物語となりました。舞台の上の彼らの121日とちょっとを、どうぞ自由に手に取って楽しんでいただければ幸いです。 ■ 舞台「アオペラ」 2024年11月8日(金)~2024年11月17日(日) 東京都 シアターH □ スタッフ 原作:アオペラ -aoppella!?- 脚本・演出・歌詞:元吉庸泰 音楽:桑原まこ アカペラ監修:とおるす □ 出演 鈴宮壱:長江崚行 丹波燐:手島章斗 雁屋園道貴:宮島優心 四方ルカ:畠山理温 宗円寺雨夜:磯野亨 是沢舞斗:佐奈宏紀 綾瀬光緒:星元裕月 紫垣明:桑原柊 宗円寺朝晴:内田将綺 猫屋敷由比:坂田隆一郎 深海ふかみ:常盤みつる 辻堂颯太:眞嶋秀斗 (c)aoppella project (c)aoppella stage project