「あかつき」シーズン到来!! JAふくしま未来出荷開始 23日から最盛期
JAふくしま未来(本店・福島市)でモモの主力品種「あかつき」の出荷が始まった。今年は十分な甘さがあり、過去最速ペースだった昨年並みの23日ごろから7月末までが最盛期となる見通し。選果場には連日、新鮮なモモが続々と届いている。 ふくしま未来によると、開花時期となる春先の天候に恵まれ、大規模な自然災害の発生もなかった。糖度は12度以上あれば十分おいしく食べられる甘さといい、今年の平均糖度は13度となっている。 ふくしま未来は17日、桑折町の桑折共選場を報道陣に公開した。傷や病害の有無などで選別し、光センサーで糖度や着色を調べた上で、一つ一つ手作業で箱詰めした。最盛期には1日に7キロ入りコンテナ約1万ケース分が各農家から届く。 数又清市組合長は「着色も進んでおり、できは順調。暑い夏においしいモモを食べ、元気になってほしい」とPR。もも部会連絡協議会の大槻栄之会長(桑折町)は近年、若手の新規就農者が増えているとし、「若い人たちが一生懸命手入れしたモモを多くの人に知ってほしい。生ももちろんおいしいが、モモのお菓子もぜひ楽しんで」と呼びかけた。
(県北版)