ホークスを熱く応援! 「小久保裕紀新監督のすべて」開催中/福岡市中央区
福岡ソフトバンクホークスを率いる小久保裕紀・新監督(52)のことをより知ってもらおうと、その野球人生を丸ごと紹介する企画展がチーム本拠地・福岡ペイペイドーム(福岡市中央区)隣の複合施設・ボス イーゾ フクオカで開かれています。シーズン開幕に合わせて球団が企画し、5月21日までの予定。担当者は「新監督の幼少期から紹介しています。より親近感を持って、観戦を楽しんでもらえたら」と話しています。 【写真】「小久保裕紀新監督のすべて」会場の様子
幼少期から深掘りで!
小久保監督は1994年、青山学院大からドラフト2位で前身の福岡ダイエーホークスに入団。読売巨人軍、ソフトバンクでもプレーし、両チームで主将を務め、通算2041安打、413本塁打の記録を残しました。引退後の2013~17年には、日本代表(侍ジャパン)の監督も任されました。 今回の特別企画展「小久保裕紀新監督のすべて」では、こうしたプロ野球選手としての歩みはもちろん、幼少期から深掘りしてパネルで紹介。2月の宮崎キャンプ中に、ホークス社員がインタビューして明かされた、多彩なエピソードであふれています。インタビューの動画(約15分)もあります。 野球を始めたのは小学1年のときで、当初は逃げ出したものの、母から「一度決めたことはやり遂げなさい」と言われて連れて行かれたこと、小学2年で「プロ選手になる」と決めたこと、文武両道に努めたこと――。中学時代の練習のしんどさなど、現在につながる少年期の経験が率直に語られています。
弟が語る思い出も紹介
王貞治・球団会長や秋山幸二・元監督との出会い、故障で公式戦に1シーズン出られなかった後の巨人への移籍など、プロ入り後の転機も写真とともに紹介。巨人では、東京ドームという新しい環境で打撃が変わったことなども振り返っています。 2歳年下の弟・隆也さんにも、ホークス社員が企画展のためにインタビューし、そのコメントを随所で紹介。小さい頃の記憶は「一緒に野球をやったことだけ」で、同じ大学に進んだものの五輪の日本代表チームに選出された兄とは一緒に試合に出た思い出があまりないことや、比較されてきたことへの複雑な思いも語られています。 企画展の開幕翌日の4月3日、会場を訪れた小久保監督は、隆也さんのコメントの前で何度も足を止め、報道陣の取材に対して「共に(切磋琢磨して)成長できた部分もある」と明かしました。 内覧後、小久保監督は「(保管されていた品々が)日の目を見させてもらい、感謝の気持ちでいっぱい。たくさんの方に見ていただきたい」と話しました。