【ベラトール】太田忍が白星発進「王者を狙うような試合もしたい。ガンガン強いやつとやりたい」
<ベラトール:ダブリン大会>◇22日(日本時間23日)◇アイルランド・ダブリン ベラトール・ダブリン大会に初出場した太田忍(30=THE BLACKBELT JAPAN)が、デビュー戦で完璧な勝利を挙げた。 もともと対戦予定だった通算12戦10勝1敗1無効試合のフランチェスコ・ヌッツィ(イタリア)から変更となった通算5勝5敗のロジャー・ブランク(スペイン)の蹴りをとらえてテイクダウン。上になるとフェンス際まで体をずらしてブランクをコントロールし、最後は1R2分18秒、ノースサウスチョーク(上四方固めの位置からのチョーク)でタップを奪った。 太田が試合後「センキュー、ベラトールファンズ! アイムジャパニーズニンジャ、ディスイズ、ジャパニーズMMA!」と英語で叫ぶと会場のファンからも拍手が起こった。 続けて「ベラトールデビュー戦を派手にしたかったので、しっかりミスなく戦うことができてよかったなと思ってます」と話し、今後については「ベラトールに戻ってきて戦ってもいいですし、、僕、RIZINっていうところで戦ってるんで、そこのチャンピオンになってまた帰ってきて、もっと大きい、チャンピオンを狙うような試合もしたいなと思ってるんで。ガンガン強いやつとやっていきたいです」と強豪との対戦を希望した。 U-NEXTでの放送で解説を務めた総合格闘家の川尻達也も「完勝ですね。安定感半端ない」とほめるデビュー戦白星だった。 太田はこの試合に臨むにあたり「(ブランクが)どんな選手かは分かりません。でもやることは変わらない。テイクダウンしてボコボコにする。いつどんな選手が来ても闘う準備ができる。それがファイターだと思ってるから。これで(プロMMAで)10戦目になります。ファイターになってきました」と話していた。 また太田はベラトール参戦に際して、同団体ではコンタクトレンズが使用できず、裸眼視力が0・1以上なければ試合ができないというルールがあることを懸念。それについてはSNSで「3メートル検査で右0・1、左0・1あったのでギリセーフみたい」と大丈夫だったことを報告していたが、それに加えて今大会ではオルソケラトロジー(寝ている間に特殊な形のコンタクトレンズをつけて角膜の形を変えて視力を改善させる近視矯正方法)を試すと説明していた。