坂本花織、26年ミラノ五輪へ決意「一番良くて金メダルを」同門・壷井達也の世界切符獲得には感激「泣きました」
フィギュアスケートで26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の枠取りがかかる世界選手権(25年3月、米ボストン)の代表が23日、門真市内で記者会見を行った。世界選手権3連覇中の坂本花織(シスメックス)は「代表に選ばれて率直にうれしいです。世界選手権でオリンピックの枠が決まるので精いっぱい演技したい」と意気込んだ。 【写真】坂本花織 同門・壷井達也の世界切符獲得には感激「泣きました」 世界選手権では1956年~60年に5連覇したキャロル・ヘイス以来、66年ぶり4連覇を狙う。「もちろん優勝を目指していく」としながらも「4連覇とか何十年ぶりは意識していない。今シーズンと来シーズン2年で一つと考えているのであくまで通過点。そこに重きを置きたくない」と冷静に見据えた。 さらに「(26年)ミラノオリンピックに向けて、一番自分がこうであってほしいと思うのは個人と団体でのメダル。一番良くて金メダルを目指していきたい」と来季に向けての思いも語った。「ここから1試合1試合がかなり重要になる。一つ一つ大事にして頑張っていけたら」と意気込んだ。 うれしいニュースもあった。代表発表時のことを聞かれると「ドーピング検査の部屋にいて、『出たよ』って言われて。『えっ』て思って先そっちを見に行った」と明かした。自身は全日本選手権を4連覇したことで代表に決定していたが、全日本の男子3位だった同門の壷井達也(シスメックス)が代表入りを果たしたのが熱かったという。「一番壷井選手が選ばれたのは自分の中では一番うれしかった。普通に泣きました。そのあとちょっとだけメッセージを送ったりしました」と笑って明かしていた。