【男子バスケ】代表最年長・比江島慎が挑むW杯日本代表へのし烈なメンバー争い
バスケットボールW杯開幕が約40日後に迫る中、日本代表の最終メンバー12人への生き残りをかけた戦いが始まりました。 【画像】富永啓生選手は3ポイントを連発 選手にとってはアピールの場でもあるW杯前最初の強化試合が、7月8日・9日に静岡・浜松アリーナで行われ、日本は台湾を相手に2戦とも快勝。そして12日からは、韓国遠征に向けた日本代表合宿でさらなる強化をはかっています。 その強化試合を取材した山本健太アナウンサー(日本テレビ)が注目する選手を紹介します。
◇ ◇ ◇ 生き残りをかけた戦いの中で「最年長でも、ルーキーのような気持ちでやっています!」と、明るい表情を見せたのは、日本代表最年長の比江島慎選手です。
■最年長で初めて挑む“サバイバル”
現在、日本代表候補は24人いますが、W杯最終メンバーは12人。さらに、比江島選手と同じポジションで、代表入りを狙う選手は多く、し烈な争いが予想されています。そんな中、比江島選手はまさにルーキーのように、日々アピールを続けています。 比江島選手にとって日本代表への“サバイバル”はほぼ初めての経験といっても過言ではありません。 百道中学、洛南高校、青山学院大学。どのカテゴリーでも、常に学生バスケの先頭を走り、プロ入り後も日本一を経験しMVPにも選出。NBAへの登竜門・サマーリーグに挑戦したこともあります。大学4年生の時に日本代表に初選出され、10年以上活躍し続けてきた超エリートなのです。 それでも今は、メンバー入りに向けたサバイバルの中にいます。比江島選手も「確かに言われてみれば、メンバーに入ることに、こんなに必死になったことはなかったですね…」と、これまでのバスケ人生を振り返っていました。W杯に向けて、それだけ厳しい代表争いが繰り広げられるのです。
■ホーバスHCのもとで変えたプレースタイル「3ポイント」へのこだわり
余談ですが、私もバスケットボールをしていました。2006年のウインターカップ(高校生の冬の全国大会)に出場した際には、私の1学年下、当時、洛南高校1年生の比江島選手のプレーを目の当たりにし、衝撃を受けました。1年生とは思えない落ち着き、正確なプレーで、日本一に貢献。スーパースターを擁し、ウインターカップでは3連覇を達成しています。