中日の「10敗カルテット」、成績は23勝47敗も昇給総額9500万円!
今年、最下位に終わった中日のローテーションは、移籍組の涌井 秀章投手(横浜)、ドラ1トリオの小笠原 慎之介投手(東海大相模=15年1位)、柳 裕也投手(横浜-明治大=16年1位)、髙橋 宏斗投手(中京大中京=20年1位)の4人を中心に構成された。しかし4人とも投手成績は良くても打線の援護がなく、10敗を喫してしまい、「10敗カルテット」と呼ばれた。それでも、この4人がいなければ、もっと壊滅的な戦いになっていたのは間違いなく、貢献度は大きかった。 【一覧】プロ野球契約更改「減額ランキング」 オフシーズンになって、年俸の行方が注目された。涌井(5勝13敗)は現状維持の1億円だったが、小笠原、柳、髙橋の3人は大幅アップとなった。 ・柳 裕也 24試合 4勝11敗 158.1回 防御率2.44 4000万円アップの1億4800万円 ・髙橋 宏斗 25試合 7勝11敗 146回 防御率2.53 2800万円アップの6300万円 ・小笠原 慎之介 25試合 7勝12敗 160.2回 防御率3.59 2700万円アップの9300万円 今回の働きぶりが評価されたのは、ファンもホッとしたことだろう。来季の最下位脱出、Aクラス、優勝を狙う大きなモチベーションとなった。