「親の車でデート」ってNGですか? 社会人ですが年収300万円で、自分の車は持てません。「レンタカー」などのほうがよいでしょうか…?
仲良くなった相手とドライブデートすることになりました。 とても楽しみな反面、自己所有の車がなければ「乗っていく車はどうしよう……」と頭を悩ませるところです。これを機に思い切って車を購入する、あるいは親の車を借りる、レンタカーにするなど、さまざまな選択肢があるでしょう。 本記事では、車の購入にかかるお金や、車を買えない場合は親の車で行くことに問題はないかなどを解説していきます。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車の購入・維持費目安
最初に、年収300万円で自分の車を持つのは厳しいのかを考えてみましょう。実際に車を購入した場合の金額と、維持費はどれくらいになるのかを解説します。 ■車の購入金額 ここではトヨタのカローラスポーツのガソリン車、グレードG”X”を例に試算してみましょう。 同車の本体価格は税込み220万円です。これを通常ローンで、頭金0円で買うとすると、手数料率4.9%、支払回数36回、ボーナス払いを10万円ずつ年2回とした場合、毎月の支払額は5万8990円になります。 ■車の維持費 車の維持費には燃料代や毎年の自動車税、車検代や駐車場代などがかかります。 まずは燃料代について解説します。カローラG”X”の場合、燃費はWLTCモードで18.3km/L、ガソリンのレギュラー価格を174.3円(2024年3月18日時点)、年間1万km走るとすると、9万5245円かかります。自動車税は毎年3万円です。 車検は初回時には3年間、その後は2年間有効になります。1回の車検費用は、トヨタカローラ千葉の公表している車検費用一覧によると、1回約9万円が目安料金とされています。 スマートカーライフを提案するcars株式会社の公式サイトによると、駐車場代は月極の場合、全国平均は月約8300円です。しかし東京都の場合だと3万円を超えることも珍しくないなど、駐車場料金は地域によって大きく異なります。 ■年収300万円で自分の車を持てるか? 車のローンと、ガソリン代を除く維持費で年間およそ95万円かかり、さらに車検で数年に1回およそ9万円もかかります。手取りは年収のおよそ8割程度といわれているため、年収300万円の人の手取り額はおよそ240万円となります。 車検のある年だと車関連の費用で100万円超がかかるため、残額140万円ほど、月の生活費は12万円弱になります。月12万円で生活できるのであれば、年収300万円でも自分の車を持てる計算です。