鈴木大地会長「22世紀も水泳ニッポン」 日本水泳連盟が創立100年、パリ五輪は振るわず
日本水泳連盟は、創立から100周年を迎えた31日、東京都内で記念祝賀会を開き、鈴木大地会長は、「22世紀も水泳ニッポンと言ってもらえるように精進していく」とあいさつした。 日本の水泳界は、1928年アムステルダム五輪で競泳男子200メートル平泳ぎを制した鶴田義行を皮切りに、競泳やアーティスティックスイミングを中心に、五輪で多くのメダルを獲得してきた。ただ、今年のパリ五輪では、競泳と飛び込みで銀メダル計2つにとどまった。鈴木会長は「みなさまから厳しい意見をちょうだいした。期待の表れと感じて、前向きに考えるしかない」。強化計画をつかさどる競泳委員長が不在となっていることについては、自身が武器にしたバサロ泳法にちなみ、「私の得意の〝水面下〟で動いている。粛々とやっている」と語った。 祝賀会には、パリ五輪で飛び込みの日本勢初のメダルを獲得した玉井陸斗(JSS宝塚)も出席し、「100周年の節目で、成績を出せてうれしい。成し遂げられたことの重みは大きい」と実感を込めた。