三浦友和“かげろうの影太郎”が新たな仲間として参戦、“中村主水シリーズ”最終作「必殺仕事人Ⅴ・風雲竜虎編」全国無料放送
藤田まことさん主演の時代劇「必殺仕事人Ⅴ・風雲竜虎編」(全19話)が、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて9月19日(木)昼3時より、毎週月曜~金曜に放送される。「旋風編」に続く“必殺シリーズ”の第28弾で、新しい殺し屋・影太郎(三浦友和)の持つ新しい個性の殺し屋スタイルを築き上げた。本記事では、同ドラマのあらすじや見どころについて紹介していく。 【写真】かとうかずこ“お玉”とコンビを組んで、仕事人をする三浦友和“影太郎” ■“必殺仕事人シリーズ”の第8作目にして、“中村主水シリーズ”の最終作 1972年にスタートしたテレビドラマ“必殺シリーズ”。弱者の恨みを晴らすために、金銭を受け取って裏で殺しの仕事を請け負う者たちの生き様を描く本シリーズは、藤田まことさん演じる中村主水などを中心に、世間に“アンチヒーロー”という概念を与え、多くのファンを生み出した。 今回BS松竹東急で放送される「風雲竜虎編」は、“必殺仕事人シリーズ”の第8作、そして“中村主水シリーズ”の最終作(第14作)として、1987年にテレビ朝日系列で放送された作品。新キャストとして、三浦友和演じる殺し屋・かげろうの影太郎と、桂朝丸(現・桂ざこば)演じる絵馬坊主の蝶丸が加わったことでも話題を呼んだ。 ■主水が命を狙われるハメに…「必殺仕事人Ⅴ・風雲竜虎編」あらすじ 中村主水(藤田まこと)は、仕事人の元締めである柳島の茂兵衛(加賀邦男)とその妻・お絹(高橋ひとみ)と出会うが、主水の目の前で茂兵衛が殺されてしまう。茂兵衛が持っていた名簿を手掛かりに奉公所が“仕事人狩り”を始めていたこともあって、主水に容疑がかかる。さらにお絹が絵馬坊主の蝶丸(桂ざこば)に主水を殺すよう依頼していたことも判明し、主水は命を狙われることになるのだった――。 同時期に、仕事人の一人であるお玉(かとうかずこ)が江戸に戻り、新しい仲間・影太郎(三浦友和)とコンビを組んで主水殺しを請け負う。この事実を知った主水だが、自身の身の潔白を証明することができず、裏稼業の世界で孤立していってしまう…。 しかし実はこの一連の出来事、ある人物の企みだったことが判明。さらに、お絹はその人物と手を組んでいたのだ。このお絹の行動を知ったお玉と影太郎は反撃を開始する――。 第2話では、お玉が元軽業師・お鹿の仕事を引き受ける。お鹿が恨む相手は、将軍家父君・徳川家斉。彼女は約50年前の結婚の約束を破った家斉に腹を立てていたのだった。同じ頃、お鹿を思い出した家斉も、彼女を捜していた。そして、お鹿と一緒にいた影太郎は、家斉のご落いんに間違えられてしまい――。 “恋の恨み”を描いたエピソードは必殺シリーズにもたびたび登場するが、「風雲竜虎編」ではこのような共感の得られるテーマを扱った回も多く、気軽に視聴できる作品となっている。 ■「二枚目すぎて惚れる」かげろうの影太郎に魅了される人が続出 本作では、新しい仲間として登場するかげろうの影太郎の活躍に注目したい。影太郎の表稼業は“南京玉すだれ”の芸を披露する大道芸人であり、お玉と出会って以降、コンビを組みながら“仕事人”をすることとなる。 普段は気が優しくのん気な性格の持ち主だが、冷静沈着で頭の回転が速い一面も持ちあわせており、針を仕込んだ南京玉すだれで華麗にターゲットを仕留めていく“ギャップ”が持ち味。ネット上では影太郎に対して、「一撃必殺の仕留め方がカッコいい!」「三浦さん演じる影太郎が二枚目すぎて惚れる」「これまでのシリーズにはいなかった魅力的なキャラ」などの声が寄せられている。 ちなみに作品の前半で影太郎の正体や身分は謎に包まれているが、終盤では彼の意外な正体が明らかになる。また本作では、影太郎の世話を焼きながらも、彼の魅力に惹かれるお玉の様子が描かれる。コンビとして活躍しながら恋愛模様も入り混じった2人の関係性は、見どころの一つと言えるだろう。