[山口県]サクラようやく開花 萩市・阿武川沿いでは一足早く見頃に
29日午前10時過ぎ、職員が同気象台のある下関地方合同庁舎敷地内のソメイヨシノの標本木に5輪の花が咲いていることを確認した。今年はつぼみが開くころに天気が周期的に変わって気温も安定しなかったため、やや遅めの開花となったという。30日以降は気温の高い日が続く見通しで、1週間ほどで満開を迎えそうだ。 気象台によると、29日は高気圧に覆われ、県内各地で気温が上昇。最高気温が20度を超えたところも多く、萩市23.7度、下関市竹崎町23.3度、山口市前町と岩国市錦町広瀬がいずれも23.1度などと今年一番の暑さを記録した。 萩市川上の阿武川沿いでソメイヨシノが見頃を迎えた。市内中心部ではほとんど開花していない状況だが一足早く花見を楽しめる。市川上総合事務所などによると、川沿い約800メートルに約60本の木が植えられている。今年は25日ごろから咲き始め、4月8日ごろまで楽しめそう。川上地区は山あいにあり寒波による海風の影響を受けにくいため開花が早くなったとみられる。 散るまでの期間、一部で毎日午後7時~同9時にライトアップを行っている。