女優歴1年半・幸澤沙良、モットーは「自分に厳しく」 大食い&インドア!? な素顔も明かす
デビュー1年半での喜びと苦悩
■台詞一つ言うのも精一杯だったデビュー作 ――幸澤さんは『差出人は、誰ですか?』(22年、TBS)でドラマ初出演にして初主演を務めました。デビュー作を振り返って感じることを教えてください。 「どうしてこうしなかったんだろう」「ここ、もっとこうしたらよかったな」と感じることがたくさんあります。一つひとつの演技とか表情を、もうちょっと自然に見せられたらよかったなとか。緊張していて最小限のことしかできなかったので、「もっとできたな」と。 ――あの作品で得たことは。 あの作品でデビューだったので、基本的なドラマの作り方とか、何もかもすべてをあの作品で学びました。櫻井海音さんが色々と教えてくださったりして、現場での立ち振る舞いは共演者さんから勉強させていただきましたね。 ――今作は主演として2作目となりますが、頑張ろうと思っていることを教えてください。 前回は右も左も分からない状態で、台詞一つ言うのも精一杯だったのですが、今回は体も大きく使って、自由に見せたいなと思っています。固くならずに自然体で演じられたら。まだ経験が浅くて実力もまだまだで、本来の主演としての役割ができる自信はないのですが、精一杯やれることをやりつつ、まずはみやびちゃんのことを一番に理解して、楽しみながら面白い作品を作れるように頑張ります。たくさんまわりの方に迷惑をかけてしまうことがあると思いますが、気持ちが落ちないようにいたいです。不安とワクワクが半々ぐらいですね。 ■デビュー1年半での喜びと苦悩 ――2022年、夏のオーディションで合格して間もなく1年半となります。この1年半で一番うれしかったことは。 ファンレターをいただけたことです。手紙自体なかなか書かなくなっているこの時代に、便箋を用意して、時間を作って書いてくだったことが本当にうれしくて! ――ファンレターにはどんなことが書いてあるんですか。 「オーディションから見ていました」とか、「このドラマのここがよかったです」とか。「じゃあ次はこうしてみようかな」とヒントにもなるので、すごくありがたいです。 ――では逆に、1年半で大変だったこと、つらかったことは。 お芝居で、「こうしたい」と思ったことをやっているつもりなのに全然できていないとか、自分の実力が全然足りないと感じるときはつらいというか……悔しいですね。ただ、どうして自分にはできないんだという思いをバネにまた頑張れるので、悪いだけではないのですが。 ――できていないというのは、誰かに言われるのではなく、自分で感じるんですか。 そうですね。お母さんがいつも「よく頑張ったよ」と褒めてくれる分、自分では自分に厳しくすると決めています。 ■幸澤沙良はどんな人? ――今作をきっかけに、また幸澤さんのファンが増えると思うのですが、幸澤さんの特徴や好きなことを、3つ「~な人」という言葉で教えてください。 「大食い」な人、「インドア」な人、あと、なんだろう……「負けず嫌い」な人、です。 ――「負けず嫌い」はまさに今の「自分に厳しく」とも通ずるところがありますね。いつから負けず嫌いなんですか。 小学生の頃にはもう負けず嫌いでした。運動が好きだったので、リレーの選手を勝ち取るために家で走って練習していましたね。 ――続いて「大食い」とのことですが、結構量を食べられるタイプなんですか。 食べられるほうだと思います。食べることがすごく好きで、よく母親に「食べすぎ」と怒られます(笑)。好きな食べ物は唐揚げです! ――「インドア」についても教えてください。 アニメを見たり漫画を読んだりするのが好きなので、趣味自体がインドアです。人ごみが苦手なので、友達と遊ぶときも、友達を家に呼ぶことが多くて。一緒にアニメを見たり、家で何時間もおしゃべりしていたりしています。 ――ありがとうございます。では最後に、第1話の見どころを教えてください。 みやびちゃんが正論をぶつける法廷のシーンは、スカッとしていただけると思います。私も台本を読んでいて、みやびちゃんのエネルギーの高さにすごく元気をもらっているので、そのエネルギーを見てくださる方に伝えられるように頑張ります。是非楽しみにしていてください! ■幸澤沙良 2005年9月27日生まれ、神奈川県出身。2022年に「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」で応募総数5,500人の中からグランプリを受賞。同年放送された同局のよるおびドラマ『差出人は、誰ですか?』で女優デビューにして初主演を務めた。
八木ひろか