アラスカ航空、ハワイアン航空の買収完了 運航は個社継続
アラスカ航空グループは現地時間9月18日、ハワイアン・ホールディングスの買収が完了したと発表した。傘下のアラスカ航空(ASA/AS)とハワイアン航空(HAL/HA)は当面の間、個社として運航を継続する。また統合後の航空連合は、アラスカが加盟するワンワールド・アライアンスを継続する。 【写真】アラスカ航空の737 MAX 9とハワイアン航空のA330-200 統合後の新会社はシアトルに本社を置き、アラスカ航空のベン・ミニクッチCEO(最高経営責任者)が率いる。ハワイアン航空の新CEOには、アラスカ航空のハワイ・太平洋地区社長と、傘下のホライゾン航空(QXE/QX)で社長を歴任したジョー・スプレイグ氏が就任する。 アラスカ航空とハワイアン航空は、個社としての運航を当面継続し、ウェブサイトと予約システム、両社のマイル会員制度も維持する。数週間以内には、アラスカ航空の「マイレージプラン」と、ハワイアン航空の「ハワイアンマイル」でマイルを移行し、特典旅行を利用できるようにするほか、両社の航空券を双方のウェブサイトで購入できるようにもする。 今後数カ月以内には双方の航空会社のマイルが貯まるようになるほか、2025年初頭をめどに、国際線を含むハワイアン航空の全便でアラスカ航空のマイルが直接利用可能となる。 ワンワールドに加盟するアラスカ航空は米国第5位の航空会社で、日本航空(JAL/JL、9201)とコードシェア(共同運航)を実施。JALはハワイ最大の航空会社であるハワイアン航空とも、コードシェアやラウンジの相互利用などを実施している。
Yusuke KOHASE