トヨタ[C-HR]はとんでもない能力を秘めてた!! [SUV超え]の走りを見せた秘密は開発場所にあった!
■こだわりのザックス製ダンパー
そしてC-HRの各種装備やメカニズムを見てみると走りへのこだわりは随所に現れているが、マニアならば「おおっ!」と感じる部分がある。それはダンパーだ。初期のC-HRはザックス製のダンパーを装着していた。 普通のSUVならばコスト的に考えても輸入となるザックス製ダンパーの採用は見送るところだ。しかし、走りにこだわったC-HRはドイツ車を中心に純正採用されていて評価の高いザックス製ダンパーを採用した。この足回りの設定はヨーロッパ仕様も日本仕様も同じものであった。 ただ、日本市場では乗り心地に対してユーザーからの不満があったのか。マイナーチェンジで乗り心地な日立製ダンパーへと変更を受けた。 そのような背景もあったのか、走りのC-HRらしく、マイナーチェンジと同時にGRスポーツが追加された。専用チューニングのバネやダンパーそして強化したスタビライザーが装備されていた。 明確にアナウンスはされていないが、ノーマルのC-HRがマイルドになったからこそ「開発陣が求めたC-HR像はこれなんです!」と開発陣からの声がC-HRのGRスポーツからは聞こえてきそうな感じがする。 そんな走りにこだわったC-HRだが、次期モデルの日本導入は無いという見方が強い。それは残念でならないが、走りの良いSUVが欲しい人は中古車でもチェックしてみる価値は多いにアリな1台だ。