【速報】2025年新型MT-07はY-AMTを追加! パワーモードや倒立フォーク、新フレームを獲得しつつ、驚異の1kgダイエットにも成功
注目のY-AMT第2弾、クルコンも搭載される
MT-09に続く、Y-AMT仕様もトピックだ。 Y-AMTは、エンジンのクラッチレリーズ部とシフト軸の部分にアクチュエーターを設け、ECUでクラッチを自動制御するシステム。クラッチレバーとシフトペダルを備えず、手元のボタンでシフトアップ&ダウンが可能だ。ボタン操作が要らない自動変速のオートマモードも選べる。ライダーは走りに集中できるのが魅力だ。 2024年型でMT-09に初採用され、2025年型MT-07がY-AMT第2弾モデルとなる。なお、Y-AMT仕様のみクルーズコントロールが搭載されているのも朗報だ。
フレームは剛性をアップ、倒立&ラジキャリで足まわりも強化
シャーシも大部分が刷新されている。 高張力鋼管フレームは、ステアリングヘッドを除いて新設計。ねじれ、縦方向、横方向の剛性が12~13% 向上しているにもかかわらず、重量は従来型と同じ約14.8kgを実現している。特にスイングアームピボットは従来と大きく異なり、補強も追加。ハンドリングの機敏さを狙った。 フロントフォークは、従来の正立に対し、φ41mm倒立を新採用。合わせてダイキャストアルミ製のトリプルクランプを新設計した。従来型に比べて約0.5kg軽く、軽量化に貢献。スポーティなハンドリングを演出する。 さらに4ピストンのラジアルマウントブレーキキャリパーをMT-07として初採用。剛性が向上し、より強力で安定した制動力が得られる。 リヤサスはショックアブソーバーとリンクを最適化。従来どおりプリロードとリバウンドダンピングの調整機能を持つ。
軽量ホイールと涙ぐましい努力で1kgのダイエットに成功!
様々な装備追加により、本来であれば車重が4.5 kg増加するところを、前モデルから1kgの軽量化に成功しているのだから驚く(STDモデルは183 kg)。 これに大きく貢献したのが、スピンフォージドホイールの新採用。バネ下重量が約0.5kg削減され、より機敏なハンドリングも期待できる。さらにバッテリーやトリプルクランプのほか、エアクリーナーやチェーン、燃料キャップなど細部のダイエットで重量を削減。外装もミニマルにすることで600g の軽量化に貢献している。