ＳＧ予選突破経験もある新開が格上の存在だ

　ボートレース三国の「スカパー！・ＪＬＣ杯　ルーキーシリーズ第８戦」が１３日から１８日までの日程で開催される。オーバーエイジ枠の佐藤隆太郎や新開航、井上忠政、黒野元基に、トップルーキーの松本純平、前田翔、浜野斗馬ら次世代のエース候補が参戦。若さあふれるアグレッシブなレースが展開される。 　オーバーエイジ枠の４人は抜けた存在。中でもＧ１、Ｇ２タイトルホルダーの新開がＶ候補の最右翼となる。１月の下関６９周年記念での優出６着に続き、芦屋の九州地区選手権でも優出３着。強敵相手にも遜色がないレースを見せていた。 　今年２Ｖの佐藤もＶ候補の一人。２節前の平和島ルーキーを制した後、津のルーキーでも優出２着。絶好調で乗り込んでくる。前走地の江戸川で優出５着の井上は、最近５節で３優出１Ｖと好調。２月児島ルーキーでは節間７勝を挙げてＶ。格の違いを見せつけている。黒野は前走地の若松ミッドナイトで古豪相手に４コースから差してＶ。２月のＧ１東海地区選手権では優出３着の奮闘で地力強化を印象づけた。 　トップルーキーに選ばれた松本、前田、浜野も無様なレースは見せられない。浜野は、鳴門のレディースＶＳルーキーズバトル（２月１日優勝戦）でデビュー初Ｖ。すぐさま３月のまるがめＧ３企業杯で２回目のＶと勢いがある。昨年デビュー最多８優出の前田は今年も既に４優出しており右肩上がり。まだ優勝がない松本ながら今期勝率はキャリアハイの６・８０。いつ初Ｖをつかんでもおかしくないリズムだ。他ではＡ１級返り咲き濃厚な原田才一郎や、３月浜名湖でデビュー初Ｖの藤原碧生、デビュー３期目でＡ１勝負駆けに持ち込む石本裕武もＶ戦線をにぎわせそう。