「僕っぽいなとは思います」瀧中瞭太9回1アウトまでノーノー 惜しくも球団史上初の快挙ならず
◇プロ野球パ・リーグ 楽天5-0西武(14日、ベルーナドーム) 楽天の瀧中瞭太投手がノーヒットノーランに迫る好投を見せましたが、あとアウト2つというところでその快挙を逃しました。 瀧中投手は2回と4回に四球でランナーを出すも、要所を締めるピッチングで後続を断ち、8回まで西武打線にヒットを許しません。 そして5-0で迎えた9回。球団史上初となるノーヒットノーランに向けて、瀧中投手はマウンドへ。 先頭打者の代打・栗山巧選手に四球を与えますが、続く長谷川信哉選手をセカンドゴロに打ち取り、1アウト1塁。快挙達成まで残り2アウトとします。 しかし代打で登場した平沼翔太選手に、3球目の甘く入ったフォークをライト前へ運ばれ、惜しくもノーヒットノーラン達成とはなりませんでした。 瀧中投手はここで降板となりましたが、8回1/3を123球、被安打1無失点の力投を見せ、今季2勝目を挙げました。 ▽瀧中投手のヒーローインタビュー ――試合を終えて率直な感想は? 「疲れました」 ――今日のピッチングのどのあたりがよかったですか? 「キャンプから田中(将大)さんにフォークを教えてもらってずっと試してきたんですけど、今日フォークがよかったかなと思います」 ――キャッチャー安田悠馬選手とのナイスコンビネーション。 「そうですね、ヤスが一生懸命引っ張ってくれたので、投げやすかったです」 ――大記録への意識。 「ずっとありました。こんな機会はないので、やれるときにやりたいなと思っていたんですけど、(結果は)僕っぽいなとは思います」 ――自身は2連勝。波に乗っていますね? 「そうですね。1勝でも多くあげていきたいと思います」 ――今日は母の日です。カメラにむかってお母さんに一言お願いします。 「母の日なんですけど、今日おじいちゃんの誕生日で。おじいちゃんおめでとう。お母さんいつもありがとう」 ――次の登板に向けてファンへメッセージ。 「一生懸命腕振っていくので、引き続き熱い応援をよろしくお願いします」