渡辺いっけい 朗読劇での大失敗を切り抜けた方法「お客さんに堂々と言って」共演の黒柳徹子は…
俳優の渡辺いっけい(62)が6日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月~金曜前11・30)にゲスト出演。朗読劇での大失敗を明かした。 【写真あり】声優としても活躍する女優が「やってて良かった」と思う役とは 「最近、歳のせいか、失敗が増えてきてる」と打ち明けた渡辺。昨年、黒柳徹子が20年から上演している朗読劇「ハロルドとモード」に出演したことを振り返った。同作は「おばあさまと若い男の子が出会ってというラブストーリー」で、黒柳の相手役は毎年代わるといい、昨年はSnow Manの向井康二が務めた。 公演に慣れてきた頃、“アドリブ”で観客に向かってアピールしながら演じたという。「やってて、なんだっけと思って、せりふ分かんなくなって、もう1回本を見ようと思ったら、もう長いこと、せりふ言ってたから、場所が分からなくなりまして」と窮地に陥ったことを明かし、パーソナリティーの春風亭昇太、アシスタントの乾貴美子の笑いを誘った。 「えっらい間が空いちゃいまして。反対隣の戸田恵子さんの緊張する空気とかが凄い伝わってきて。みんなが心配する中、もうどうしようもないんで、“待った”って。自分で“どこを読んでるか分からなくなった”って正直にお客さんに分かるように堂々と言って、笑いにして」と回想。「向井くんもそういうの嫌いじゃないんで、“どうしたんだ”と言いながら、芝居を続けてくれて。ずっと黒柳さんはおもしろそうにこっちを見ていて。不思議な朗読劇になっちゃいました」と苦笑いしながら振り返った。 反省した渡辺は、翌日からは本を読むことに徹したという。「演出家はずっと言ってたんです。“朗読劇でも慣れてくるとそうなりがちですけど、やっぱりスタイルとしてちゃんと朗読劇ですよというのが、このオシャレな『ハロルドとモード』なんで”と言われてたのに。調子に乗ると本当よくない」と語った。 春風亭昇太から「そういうこともありますよ。役者さんが朗読劇をやるのは難しいと思う。だってその役になって、お客さんに向かってしゃべるお仕事だから」とフォローされ、渡辺は「したくなっちゃうんですよ」と同調。「欲をかく感じを、神様は見てるなと」と最後まで反省しきりだった。