タイガーのシャフトはどんな性能? 僕らに合うスペックは?「ツアーAD VF」
赤と黒のコントラストが特徴の「ツアーAD VF」は、タイガー・ウッズが使って話題になったシャフト。ウッズ以外にもトム・キムが装着するなどPGAツアーのハードヒッターたちの指示を得ている。アスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打し、飛距離、弾道、特徴をチェック。詳しい性能についてはギア知識の豊富なミタさんが解説した。
「CQ」とは真逆の中元調子。先端側に高弾性素材
【ミタさん】 今回紹介するのは「ツアーAD VF」。タイガー・ウッズが装着しているのを見て気になった人も多いでしょう。 【コウタロウ】 それ、シオさんのことですね(笑)。 【シオさん】 そりゃ打ちたくなりますよ。ずっと気になっていました。 【コウタロウ】 でもウッズが使っているシャフトですよ。シオさん打てますかね? 【シオさん】 前作『ツアーAD CQ』はすごく打ちやすかったですし、スペックさえ間違えなければ…。
【ミタさん】 特徴としては「CQ」と「VF」は真逆の位置付けとなります。「CQ」は歴代ツアーADの中でもトップクラスの高弾道とつかまりだったので、かなりやさしい部類でした。 【コウタロウ】 ということは「VF」は超ハード!? 【ミタさん】 ハードというよりは打球の高さを抑えられています。「CQ」は先中調子だったので、先端側がしなって打球が上がりやすかった。「VF」は中元調子。手元側にトレカRM40 Xというシャープに振りやすい素材を使いつつ、先端側はトレカRT1100Gという弾性率の高い素材を使っています。
【シオさん】 中元調子はツアーのトレンドですね。ヘッドスピード40m/sの私には厳しいですか? 【ミタさん】 ウッズが使っているスペックは60グラム台のXですが、ラインアップには40グラム台のシャフトもありますし、50グラム台でもフレックスRがあります。色んなスペックを試す価値はあると思います。ちなみにウッズは3番ウッドも「VF」にしたそうです。 【シオさん】 では、とりあえず50グラム台から打ってみますかっ!