【職人になる?】眼鏡フレーム職人を育成する「職人コース」に興味を引かれる理由
眼鏡フレーム職人を育成する「職人コース」のオンライン説明会を7月26日(金)に実施!
日本のメガネ製造のメッカ・福井県鯖江市で、質素で格式高い鯖江の眼鏡製造業を支えるプラスチックメガネフレームのパイオニアとして、創業以来90年以上にわたり活動している佐々木セルロイド工業所。 【画像】福井・鯖江の佐々木セルロイドが職人を育成する「職人コース」を見る 日本のあらゆる業界が直面している人材不足は、鯖江の眼鏡製造現場も例外ではなく、高品質の眼鏡フレームを製造できる職人が不足しています。 将来の眼鏡作りを担う職人を育成するために、同社は新たに「職人コース」を開設。オンライン説明会を7月26日(金)に実施するので、興味がある人は要チェックです!
セルロイドとアセテート製メガネ製造のパイオニアとして産地・鯖江を牽引!
佐々木セルロイド工業所は、デザイン・企画提案からプロト製作、完成品製造まで一貫して手がけるメーカーで、プラスチック素材の魅力を最大限に引き出し、機能とデザインを両立させる製品作りがモットー。 修理などのアフターフォローも充実させ、商品を長く大切に使える、最善の体制を整えています。 また、プラスチック素材を使用した雑貨などの開発にも取り組んでいて、眼鏡以外での素材の活用方法を模索。今年2月に、自社工場に併設した店舗「OPTIQ TAILOR(オプティック テイラー) by Sasaki Celluloid」を開設し、自社ブランドの販売、体験、工場見学なども積極的に行っています。
日本で数社しかないプラスチックアイウェアのフル生産ラインを有する工場
佐々木セルロイド工業所は、福井・鯖江の地に眼鏡造りをもたらした増永五左衛門の1期生である佐々木末吉が、100年以上前に創業。歴史ある技術を守り続ける職人たちが、今もなお、日々その技術に磨きをかけています。 佐々木セルロイド工業所の「職人コース」は、一通り眼鏡作りができるように指導し、一人前の職人を育成。最終的には佐々木セルロイドで職人として働くこともでき、独立して働くことも可能です。佐々木セルロイド工業所では「独立コース」も用意し、そちらのコースに変更することもOK。 最終的な目的は、地域全体の職人の数を増やし、職人の待遇を向上させることで、鯖江の眼鏡作りを継承するだけでなく、最新の機器を導入して、この両方を達成できることを目指しています。 「職人コース」は、他の業界の職人と同様に、手に職があれば一生働くことが可能な働き方。現在、世界有名な高級ブランドが鯖江の眼鏡製造会社に発注しており、“Made in Japan, Made in Sabae”の技術と伝統を評価しています。職人コースで眼鏡作りを体験し習得することで、職人としての価値は日本のみならず、世界に評価されることでしょう。 佐々木セルロイド工業所は、日本で数少ないセルフレームの一貫生産の工場で、板状のプラスチックであるアセテートから、眼鏡フレームになるまでのすべての工程を社内で一貫生産しています。 200を超える工程のほとんどは、当社内で行われており、技術を学ぶには最適な環境です。「職人コース」では、昔ながらの伝統的な製造方法から、最新のソフトウェアを利用した機械による製造まで、すべての技術を習得することができ、実際には、現在受注している生産の一部を担当しながら技術を習得することになります。
梶井 誠