<大原優乃>「真面目」がコンプレックスも、市原隼人と共演で思いに変化 教師役挑戦で“生徒たち”と現場で恋バナ
さらに市原さんとの共演によって“自己肯定感”が上がったと明かす。
「私は真面目であることが、長所でもあり短所でもあり、コンプレックスでもあって。今まで『もっと器用にならないとこの仕事は続けられないのかな』と自分で思ったりして、真面目ってことを指摘していただくことの多さが、悩みの一つでもあったんです。でも今回『おいしい給食』で市原さんと出会って、自分よりも真っすぐな方に出会えて『真面目さを突き詰めた先にはこんなすてきな景色があるんだ』と思えたというか。すごく市原さんが輝いて見えて『このままでもいいのかな』と市原さんのおかげで思えることができました」
◇“恋バナ”はあまりに真っすぐに聞いてくるので…
生徒役の子役たちとの交流も撮影のいい思い出だ。大原さんは「みんな可愛かったです」とほほ笑む。
「すごく素直で無邪気、でもカメラの前に立つと一人の役者としての意識を皆さんが持っていて。綾部(真弥)監督がすべての方を対等に見てくださる現場ということもあったし、こちらが投げかけるちょっとした芝居の変化も敏感に感じてくださるので、より責任感が芽生えました」
生徒役の子役たちに対しては、自分からもコミュニケーションをとった。
「教師として生徒の皆さんに愛していただく役でもあったので、自分からも意識的にたくさん話すようにしていたのですが、“恋バナ”を聞かれたりしました。無邪気な表情で『カレシいるの?』とか、あまりに真っすぐに聞いてくるので、私も楽しくなってしまって(笑い)」
改めて初の教師役について「これまで多くの学園もので、たくさんの先輩方が教師役を演じられるのを見てきた分、自分で務まるのか、という不安もあった」と吐露する大原さん。
「ですが、生徒の皆さんにキャラクターを愛していただいて、教師にしていただいたと思っています」