1台5万5,000円。CurrentBodyの「LEDライトセラピーマスク」に海外セレブがハマる理由
この数年、世界中で市場規模が急成長している家庭用美容機器。 なかでも海外セレブがこぞって愛用し、5万5,000円という高価格帯にも関わらず、人気を博しているのが英国発の美容機器ブランド、CurrentBody(カレントボディ)の「LEDライトセラピーマスク」だ。2023年には日本でも本格ローンチを果たし、さっそくSNSでも話題を集めている。 美容に精通した海外セレブが支持するのはなぜか、LEDが肌にどのようなアプローチをするのか。創業者のローレンス・ニューマン氏に話を聞いた。
「LEDマスク」を利用する4つのメリット
ーLEDというと電球のイメージがありますが、そもそも肌にどんなメリットがあるのでしょうか。 LEDは発光ダイオードのことで、さまざまな波長があり、その違いは色に現れます。波長が短ければ紫色~青色、波長が長ければ橙色~赤色を放つのですが、それぞれに違った特徴をもちます。 LEDが美容や医療分野で知られるようになったのは、NASA(アメリカ航空宇宙局)がきっかけでした。NASAはLEDがもつ傷の治療や筋肉の増強、視力回復などの効果に着目し、無重力下での筋力の衰えや、疲れなどに悩まされる宇宙飛行士へと取り入れました。 その後、肌の回復促進にも効果があることがわかり、欧米のクリニックを中心に広がっていき、今ではポピュラーな施術となっています。
LEDの波長の長さと、皮膚内への到達深度は比例します。波長の長い赤色LEDは、肌の真皮にまで到達し、コラーゲン[1]やエラスチン[2]の生成を助ける働きをもちます。黄色LEDは皮膚の中間層(基底層)に作用することで角質層のターンオーバー[3]が整うようサポート。波長の短い緑色LEDは肌の表面に働きかけ、色素沈着の改善やトーンアップに導きます。 またLEDの利点として、あらゆる肌質の方が効果を得られることが挙げられます。乾燥肌やアレルギーのある方でも使用することが可能です。 ー最近は多くのLED機器が出ていますが、CurrentBodyのLEDライトセラピーマスクの優位性は何でしょう。 LEDライトセラピーマスクは4つのポイントを重視して開発をしました。 1つ目は被覆範囲。これまでの製品は、LEDライトの真下はしっかりと光が届くものの、ライトの隙間には光が届かず、ムラが出てしまう状態でした。また、頬はきちんと光が当たっているけれど、フェイスラインには全然当たっていないということが、家庭用の美容デバイスでは起こりうる話です。 そこで「ピローテクノロジーTM」という弊社独自の特許技術により、光の分布を増幅し、広範囲の被覆を可能にしました。第三者機関による被覆範囲の検証でも、全範囲がカバーされていることが実証されています。