大出世!? J3からJ1へ飛び級移籍したJリーガー(3)今季完全に覚醒!? いまJ1で一番速い逸材
周囲と比べて実力や才能が飛び抜けた人物は、時に通常のステップを飛び越して、さらに上のカテゴリーに入ることがある。サッカー界でもそういった例はあり、J3からJ1へ“飛び級”した選手も過去にいる。そのような選手たちは、トップリーグで活躍できたのだろうか。今回は3部から直接1部のクラブへ移籍したJリーガーをピックアップして紹介する。
FW:横山歩夢(よこやま・あゆむ) 生年月日:2003年3月4日 クラブ:松本山雅FC→サガン鳥栖 移籍時期:2023年 横山歩夢は、高校卒業後の2021年に松本山雅FCに加入してプロキャリアを始めると、J2で過ごした2021シーズンはリーグ戦16試合に出場して無得点に終わったが、翌2022シーズンは、J3で29試合に出場して11得点1アシストと大ブレイクし、2023シーズンからJ1のサガン鳥栖に加入している。 2023シーズン前半戦はケガもあって出番が限られたが、シーズン終盤にアシストを4つ記録した。今季は完全に一皮むけ、ここまで5得点3アシストと結果を残しているところだ。開幕当初はベンチスタートが多かったものの、第13節以降はほとんど先発起用されて勢いに乗っている。 横山の武器はなんといってもスピードで、『Jleague.co』によると2024シーズンのJ1でここまで最速タイの時速35kmを記録している。このスピードに加えて決定力が身につき、相手にとってより怖い選手になっている様子だ。 川井健太監督は第22節アルビレックス新潟戦のあと、2得点を挙げた横山について「チャンスメークできる選手ではありましたが、得点というところが取れるようになると非常に怖さが出てくるのではないかなと思います」と語っていた。 まだ21歳と若く、これからどこまで成長するか楽しみな若手と言えそうだ。
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