【韓国ドラマ】ファン続出!この夏おすすめのゾクっとするサスペンスドラマ
主演以外の演技もトラウマ級に素晴らしい!
実は主演の2人以外にも、物語を盛り立てる重要なキャラクターが。この人たちもとんでもなく演技が上手いんです! 先程もお話しましたが、中盤から登場するイ・ヒジュンが演じたソン・チョンと言う元刑事のキャラクターも強烈。“後半の裏主人公”といってもいいくらい、記憶に残るというか、トラウマになりそうな悪役で、終始ドン引き(ほめてます)。「罪悪感って知ってます?」と問いただしたくなるくらい、サクサクと人を殺していくチョンの狂気に戦慄。それなのに目が離せないというか、気が付いたら、チョンを目で追っている自分に、また戦慄……。 また、タンの相棒となる、“バットマン”オタク(役名もバットマンの相棒・ロビンにちなんだ名前)の、ノ・ビン役(キム・ヨハン)も重要人物。ビンは“本物のヒーローになりたかった男”なのですが、彼の生い立ちや、一貫した正義感からくる活躍(暗躍?)っぷりが、作品をよりドラマチックに仕上げています。 もし、ビンの存在がなければ、本作は「ドキッ! 殺人鬼だらけのパラドックス☆」になってしまい、視聴者の共感度はダダ下がりだったと思います。ナイス、ビン! ほかにも、殺される人物がほぼ犯罪者、それもクズ・オブ・クズばかりという設定だったり、「正義とは何ぞや」「断罪とは何ぞや」といった答えのない問いかけがあったり、殺人シーンで突然スローになったり。タンの見る悪夢の中で、殺した相手が突然踊り出したり、生首状態で語りかけてくるなど、不穏でシュールな幻覚の数々が、物語にスパイスを添えていて素晴らしいです♡
ライター 中川薫 Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年間十数回は海外へ。マイブームは「海外の大衆食堂をめぐること」。2023年は釜山&ソウル(韓国)、バンコク&ブリーラム(タイ)、ホーチミン&ハノイ&ダラット(ベトナム)、コロンボ(スリランカ)、リヤド&ジェッダ(サウジアラビア)で爆食。2024年はソウル、ソウル、台湾、ソウルへ。最近は念願の「漢江ラーメン」を食べました。漢江のたもとで食べるラーメンは、控えめに言って最高!