意外と賞味期限が長い豆乳、開封後いつまで飲める?日持ちの目安と傷んだサインを管理栄養士が教えます
豆乳の賞味期限が切れているのに気づき、飲めるのかどうかお困りではありませんか?豆乳は賞味期限が長いのですが、うっかり切らしてしまうこともあるでしょう。特に、開封した豆乳は傷むのが早いため注意が必要です。今回は、豆乳の未開封や開封後の賞味期限や、傷んだサインについて解説します。 【写真】意外と賞味期限が長い豆乳、開封後いつまで飲める?傷んだサインは? ■豆乳の賞味期限切れはいつまで大丈夫? 豆乳に記載された賞味期限は、未開封で記載された保存方法を守っていれば、過ぎても飲める可能性が高いと考えられます。賞味期限は消費期限と違い、過ぎたからといって、すぐに飲めなく(食べられなく)なるわけではありません。 ・賞味期限:品質が変わらずにおいしく食べられる期限(過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない) ・消費期限:安全に食べられる期限(過ぎたら食べないほうがよい) ※どちらも未開封で保存方法を守った場合 「いつまで」というのは一概にいえませんが、豆乳を開封してみて傷んだ様子がないようであれば、数日過ぎていても飲める可能性が高いでしょう。 ただし「開封して日にちが経っているもの」「いつ開封したか忘れてしまったもの」は、廃棄するようにしてください。開封後は傷みやすくなるため、2~3日内に飲み切る必要があります。 ■■1ヶ月以上過ぎたものでも飲める? 豆乳は未開封であれば賞味期限を過ぎても心配が少ないとはいえ、1ヶ月以上など大幅に過ぎたものについては注意が必要です。保存方法によっては傷む可能性や、品質が劣化している可能性も考えられます。大幅に過ぎたものは、残念ながら破棄するほうが安心です。後ほど傷んだ豆乳の見分け方も紹介するため、参考にしてチェックしてみるのもよいでしょう。 ■豆乳の開封後の賞味期限の目安と保存方法 開封後の豆乳は「2~3日」を目安に飲み切る必要があります。一度開封すると、空気中の雑菌が入って繁殖する恐れがあるため、傷むのが早くなってしまいます。2~3日過ぎたからといって、すぐに飲めなくなるわけではありませんが 、次に紹介する見分け方を参考にして飲めるかどうかチェックしてみましょう。 また開封後は、常温では雑菌が増殖しやすくなるため、必ず冷蔵保存してください。 ■傷んだ豆乳の見分け方 下記のサインが見られる場合は、豆乳が傷んでいる可能性が考えられます。 ・ドロッとしている ・酸っぱい臭いなどの異臭がする ・酸っぱいなど変な味がする このようなサインが見られる場合は、豆乳を飲まずに廃棄するようにしましょう。また、味や臭い、見た目で少しでもおかしいと思った場合も、飲まないほうが安心です。 豆乳は未開封であれば長く保存でき、賞味期限を少し過ぎても飲める可能性がありますが、開封後はすぐに飲み切る必要があります。正しく判断し、安全に豆乳を楽しみましょう。 【参考文献】 ・消費者庁,「食品の期限表示に関する情報」 ライター/広田千尋(管理栄養士)
広田千尋