北陸放送

3日午前6時31分ごろ、石川県輪島市と珠洲市で震度5強を観測する地震がありました。この地震により津幡町では60代女性が右太ももを骨折するけがをしたほか、元日の地震で崩れかかっていた住宅が倒壊し道路を塞ぐなど、被害が多数確認されています。 【写真を見る】石川県能登で震度5強 輪島市内で住宅倒壊 津幡町で1人骨折のけが 気象庁によりますと、震源地は石川県能登地方で震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.0と推定されています。 この地震で、震度5強を輪島市と珠洲市、震度5弱を能登町などで観測しました。津波による被害の心配はありません。 輪島市内に住む男性「クリーム色の家が（けさの）地震あったでしょ、外出たらガシャっと倒れた（Qこれは前の地震ではなくて?）そうそう、今」 輪島市二ツ屋町では、元日の地震で崩れかかっていた住宅が今回の地震で倒壊し道路をふさぎました。この家に住む人は、隣の納屋で生活していたため無事で、けが人はいませんでした。 この家に住む中谷博之さん「きのうまでは一応建っていた。その前からくの字に曲がっていて、窓がずれたり木の柱が出たりしていたので間違いなく崩れるなと、解体前に。きょうでとどめを刺されたみたいな感じ」 輪島市では午前11時現在、建物への被害が少なくとも5棟確認されています。 また、津幡町では60代女性が緊急地震速報に驚いて、ベッドから降りる際に右太ももを骨折するけがをしました。 県教育委員会によりますと、県内すべての公立小中学校では通常通り授業が行われています。 交通の情報です。能越自動車道は、のと三井インターと穴水インターの間の上下線で一時通行止めとなっていましたが、午前10時に解除されました。 全線で運転を見合わせていたのと鉄道も運転を再開しています。