東陽電気工事の近藤あゆみさん、初出場で頂点 電気工事技能競技全国大会・女性の部1位、金賞と国土交通大臣賞獲得
福島県西郷村の東陽電気工事の近藤あゆみさん(20)は第5回電気工事技能競技全国大会に東北代表として出場、女性の部で1位となり、金賞と国土交通大臣賞を獲得した。 大会は全日本電気工事業工業組合連合会の主催で横浜市の横浜アリーナで開かれた。11月27日に学科、28日に技能の両競技が行われた。一般、女性、高校生の各部に合わせて71人が出場。女性の部には全国から各ブロックの代表計9人が出場した。 技能競技では、示された図面を基に、制限時間内に実際の回路を完成させる。正確さと仕上がりの美しさ、作業安全面への配慮などを評価。技能と学科の合計で順位が決定し、近藤さんは初出場で頂点に立った。福島県勢が女性の部を制するのは初めて。会場では同社の石川格子社長をはじめ職場の仲間が見守った。 近藤さんは西郷村在住。白河実業高卒業後に入社し2年目。第2種電気工事士の資格を持ち、新築や修繕の現場で働いている。通常業務に加え、大会に向け厳しい練習を重ねてきた。近藤さんは「全国の舞台を経験でき、得たものは大きい」と笑顔で語った。