金光大阪がタイブレーク制して初の8強 木更津総合降す センバツ
第94回選抜高校野球大会は第7日の25日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、1回戦で春夏通じて初の甲子園勝利を挙げた金光大阪が木更津総合(千葉)を延長十三回タイブレークの末に4-3で降し、初の8強入りを果たした。 【金光大阪vs木更津総合 手に汗握る投手戦】 春夏を通じて甲子園史上最多となる3回目のタイブレークに突入した。木更津総合は1回戦でもタイブレークを戦っており、2試合連続は史上初。甲子園でのタイブレークは2018年春から導入。これまでの最多記録は同年夏の2回だった。 金光大阪は第9日(27日)第2試合の準々決勝で近江(滋賀)と対戦する。 ◇古川が完投勝利 金光大阪が延長十三回タイブレークの末、サヨナラ勝ちした。2点を追う延長十三回、1死満塁から内野ゴロの間に1点を返し、3連続四死球で勝ち越した。先発・古川は集中を切らさず完投勝利。木更津総合は先発・越井が11奪三振と好投し、打線も十三回に菊地の2点適時打で一度はリードしたが最後に粘れなかった。 ◇金光大阪・横井一裕監督 タイブレークの準備は特にしていなかった。延長戦に入ってからは、相手の勢いにのまれているかのような雰囲気を感じたので強い言葉で鼓舞した。最後までよく我慢して戦ってくれた。 ◇木更津総合・五島卓道監督 (継投の金綱が乱れサヨナラ負け)金綱はそこまで制球が悪い投手ではない。最後は彼の経験を買って任せたが、残念だ。(相手の)古川投手のスライダーが切れていて打てなかった。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。